防音が必要ない画期的なアコースティックピアノが登場。ヤマハの最新テクノロジーが結集

音楽ニュース

防音は必要なし?ヤマハから音量調節できるアコースティックピアノが新発売

ヤマハ 『トランスアコースティック ピアノ』 画像
ヤマハ 『トランスアコースティック ピアノ』

ピアノの演奏を楽しむ人にとって気になるのは、ピアノから出る“音”。特にマンションや住宅街に住んでいる場合、練習時間を制限したり、防音のため対策を行ったりしている人が多いのではないでしょうか。

「ご近所を気にせず、思い切りピアノを弾きたい」「早朝・深夜にもピアノを弾きたい」。

2015年3月にヤマハより発売される「トランスアコースティックピアノ」は、そんな人の願いをかなえる最新テクノロジーが詰まったアップライトピアノです。

響板がスピーカー代わり 自然な音色はそのままに音量を調整

トランスアコースティックピアノの最大の特徴は、ピアノ特有の響きに欠かせない”響板”をスピーカーとして使用することにより、電子音源モードでも弾き心地や音色を損なわず、音量をコントロールできる点。

通常、音量調整ができる電子ピアノでは、ハンマーや弦、響板など、ピアノの音響に必要な機構を使用せず、センサーやスピーカーを使用して音を鳴らしています。そのため、どうしても鍵盤のタッチが平坦になったり、深い響きの音色が出なかったりと、通常のピアノには及ばない点もありました。

しかし、今回のトランスアコースティックピアノでは、通常のピアノと同じ打弦機構を搭載。通常の演奏では、鍵盤を押すことにより弦が振動、それが響板に伝わり音が響くという仕組みですが、音量調節ができるトランスアコースティックモードでは、鍵盤を押すことによりそれに対応した電子音が作成されます。その電子音を特殊開発のトランスデューサー(加振器)が響板へと伝えるため、ピアノ全体が震えるような自然な響きを出すことが可能になります。

消音モードや音色の変更機能も搭載

さらに、トランスアコースティックピアノは、ヤマハの人気シリーズ「サイレントピアノ」の消音機能も搭載。この機能では、3D収録されたグランドピアノ音源を使用することで、ヘッドフォンをつけた状態でも、ピアノの音を立体的に感じることができます。

また、ピアノ以外にもパイプオルガンやジャズオルガンなど19音色を内蔵しており、様々な音楽に合わせて音色を選ぶことが可能です。

トランスアコースティックピアノの価格は、希望小売価格980,000円(税抜)。他のアップライトピアノと比較して値は張りますが、防音の対策をしていない状態でも、ピアノを自由に練習ができるというのは大きな魅力。楽器店で一度その弾き心地を確かめてみてはいかがでしょう。

ニュースバックナンバーはこちら