音楽大学のピアノ・コースのレベル、受験(入試)の対策と情報

音楽大学の受験対策

音楽大学の受験対策のポイント

音楽大学の受験対策
受験解説のポイントを解説
音楽大学のピアノ・コース受験科目
受験科目ごとの対策と役立つテキストやポイントを解説
音楽大学の受験対策

日本の音楽大学は、ほとんどの音大で受験する科目が共通しているため、志望校が決まっていない場合でも早くから受験の準備に取り組むことができます。受験の当日に課題が提示されるソルフェージュや実技試験など、音楽大学の受験は本番一発勝負の試験が多いのが特徴。受験の当日に、どのような課題が出されても冷静に対応できるよう、どの科目もとにかく量をこなして慣れておくことが重要です。

受験日までをどのように過ごすかは大変重要なポイントとなりますが、まず志望校が決まったら、その音大の特色や傾向、レベルをよくチェックしておくことが大切です。それぞれの音楽大学で開催される「学校説明会」のほかに、毎年3月頃に成績優秀者が出演する「卒業演奏会」では、音大の雰囲気やレベルを知ることができます。さらに受験の対策として活用したいのが、多くの音楽大学が夏季・冬季に開催するオープンキャンパスや講習会。音大の雰囲気を間近で体感できるだけでなく、受験対策を練る絶好のチャンスです。志望校の問題傾向をつかみ、効率よく勉強することが音大合格への近道。多くのチャンスを活かして憧れの音楽大学への入学を目指しましょう。

このページでは、音楽大学の受験に役立つテキストや実技試験のポイントをご紹介。それぞれの音楽大学の情報がチェックできる「日本の音楽大学」ページや、実技試験に役立つ「楽譜の選び方」ページを活用して、早めに受験対策をスタートして他の受験生に差をつけましょう!

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音大のピアノ・コース受験科目

ソルフェージュ

ソルフェージュとは、楽譜を読むことを中心とした基礎訓練のことで、音大受験の必須科目。ピアノで弾いたメロディーや和音を五線譜に書き取る聴音【※1】と、メロディーを初見で歌う新曲視唱【※2】、楽譜に記されたリズムを初見で打つリズム課題【※3】などに分かれ、音楽の基礎となる知識と技術が必要になる。受験当日にどのような問題が出されても慌てずにしっかり対応できるよう、しっかり練習しましょう。

【聴音】

聴音は、ピアノで演奏される音楽を五線譜に採譜する試験。「旋律聴音」と「多声聴音」、「和声聴音」の3つに分かれる。音やリズムを正確に聞き取る力と、採譜能力が試される。聞き取る力は訓練により着実に伸びていくため、受験の前にしっかり練習しておこう。大学により難易度や行われる項目がそれぞれ異なるため、過去問題のチェックも忘れずに。


聴音はCD付きのテキストで攻略!【音大受験生のためのパーフェクトソルフェージュ】

ひとりで勉強することが難しい聴音を、CDにより独学を実現した受験に役立つテキスト。練習問題を数多くこなして、入試までにミスなく書き取れるようにしておこう。


【新曲視唱】

譜面台に置かれている楽譜を数秒間黙読し、視唱を行う試験。初めて見る旋律の特徴を瞬時にとらえ、曲全体の流れを把握する力が試される。また、コールユーブンゲンの中から当日指定された曲を歌う大学も。音大によっては出題されない場合もある。


音大の受験生必携!【全訳コールユーブンゲン】 

音大受験のソルフェージュ対策として必ず持っておきたい、歌の教科書的存在であるコールユーブンゲン。正確な音程とリズムで歌えるようにしておこう。

【リズム課題】

試験直前に課題の楽譜を渡され、制限時間内で内容を確認しリズム打ちを行う。メロディーがないため、リズムの正確さのみが問われる


さまざまなリズムパターンを身につける!【標準版 リズムの練習】 

ひとりで勉強することが難しい聴音を、CDにより独学を実現した受験に役立つテキスト。練習問題を数多くこなして、入試までにミスなく書き取れるようにしておこう。

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楽典

音楽知識や和声の構造に関した問題など、音楽理論に関する問題が出題される。多くの音楽大学の受検で必須科目となっているため、準備を万全に整えておこう。


音大の受験生必携の1冊!【楽典-理論と学習】

楽典のバイブルと言われている楽典参考書。この一冊で楽典の基礎を全てをカバーしており、初心者から上級者まで重宝する1冊。自分の理解度が確認できる問題がついており、受験対策にも役立つ

音楽史

受験の科目に入る音大と入らない音大に分かれている。難易度は高くなく、音楽史の基礎知識を問う問題が出題される。


【西洋音楽史-「クラシック」の黄昏】

音楽家なら必ず知っておきたい音楽史の流れが分かる一冊。中世音楽から20世紀の現代音楽まで網羅しており、受験対策に役立つ一冊。

国語・外国語

音大の受験で必須科目となる国語と外国語は、センター試験を採用している音楽大学が多い。外国語においては、あらかじめ英語を指定している大学や、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語などから1科目を自由に選択する音楽大学もある。英語は筆記試験に加えリスニングテストも行われる。


【センター試験過去問題研究 英語】

【センター試験過去問題研究 国語】

音大の受験生必携、志望校攻略に欠かせないセンター試験の過去問題集。第1回のセンター試験にさかのぼり、全ての試験内容を収載。傾向分析や攻略アドバイス、マークシートの解答用紙つきなので受験対策に役立つ。

実技試験(ピアノ)

音楽大学の受験において最重要視される実技試験。音楽大学により課題曲は多少異なるものの、多くの音大でバッハの平均律や古典派のソナタ、練習曲が課題となる。曲数時間指定リピートの有無の確認はもちろん、ピアノ・ソナタにおいてはどの楽章が課題になっているかといった点も、しっかりチェックしておこう。
ピアノの実技試験対策としては、コンクールや発表会を利用してステージで演奏し、積極的に人前で演奏する機会をつくることが成功の秘訣。その際に、先生や友人に見てもらい客観的なアドバイスをもらうことで、さらにレベルアップ効果が期待できる。
ここでは、平成23年度に公開された各音楽大学の入試課題曲を掲載。緊張している状態でも実力を発揮できるように、受験当日まで出来る限りの対策をしておこう。

プライベートレッスンでピアノの腕を磨く
【シアーミュージック:ピアノコース】※初回体験レッスン無料

「sheermusic(シアーミュージック)」は、徹底したマンツーマンレッスン指導と独自サービスに定評があるピアノ教室。ピアノの腕を磨きたい学習者から音大入学を目指す人まで幅広くサポート。
最大の特徴は、生徒ひとりひとりの学習目的に沿った幅広いサポートシステムを提供している点。これまでのレッスン経験や弾きたい曲のカウンセリング&ヒアリングから始まり、生徒のレベルやスキルを考慮した上で生徒に最適なレッスンが進められる。音大入試を目指す場合も、入試対策をしながら着実にステップアップしていくことができる。また、独自のWEB予約システムを導入しており、レッスンの日時は生徒が自由に設定可能。忙しい学生や大人でも好きな時間に自由にレッスンを受講できる点は大きなメリットとなっている。
現在、1レッスン分の無料体験レッスンを実施中。どのようなレッスンを実施しているか知りたい方は、この機会にまず体験レッスンから始めてみると良いだろう。

【東京藝術大学】

"バロックから古典派までの作品"と"ロマン派以降の作品"のピアノ独奏用作品を組み合わせた30分以上のプログラムを2種類提出し、受験当日の抽選によりいずれか一方のプログラムを演奏する。

【桐朋学園大学】

バッハの平均律から任意の1曲、ベートーヴェンの任意の曲を1曲、ショパンの練習曲から任意の2曲。

【東京音楽大学/ピアノ科】

バッハの平均律から任意の1曲、指定された練習曲課題より3曲、ショパンの練習曲から任意の2曲。

【東京音楽大学/ピアノ演奏家コース】

バッハの平均律から任意の1曲、ショパンの練習曲から任意の2曲、指定された練習曲集の中から任意の1曲、自由曲(12分以上15分程度)。

【東京音楽大学/ピアノ演奏家コース・エクセレンス】

バッハの平均律から任意の1曲、ショパンの練習曲から任意の3曲、指定された練習曲集の中から任意の1曲、古典派のソナタから任意の1曲、ロマン派および近現代の作品から各自自由に選択した曲。

【上野学園大学/選抜入試 ピアノ演奏家コース】

バッハの平均律から任意の1曲、ショパンの練習曲から任意の1曲、ハイドン/モーツァルト/ベートーヴェン/シューベルトのソナタより1つまたは複数の楽章、自由曲1曲、全ての合計演奏時間は25分〜30分。

【昭和音楽大学/ピアノ演奏家コース】

バッハの平均律から任意の1曲、ショパンの練習曲から任意の1曲、ハイドン/モーツァルト/ベートーヴェンのソナタから任意の作品の緩徐楽章、自由曲(複数の作品も可)、全ての合計演奏時間は20分程度。

【洗足音楽大学】

バッハの平均律から任意の1曲、指定された練習曲集から任意の1曲、指定された作曲家の作品から任意の1曲。

【武蔵野音楽大学】

バッハの平均律から任意の1曲、ショパンの練習曲から任意の1曲、指定されたソナタの中から任意の1曲。

※試験課題曲は平成23年度に発表された情報

なぜ音大の受験は「バッハの平均律」と「ショパンの練習曲」が試験曲になるの?

日本の音楽大学(ピアノ科)の受験で、どの音大にも課題曲として採用される「バッハの平均律」と「ショパンの練習曲」。どちらの曲も演奏時間が短く、演奏家としての技量や素質がすぐに認識できる曲であるため、限られた短い時間で奏者を知る意味で大変合理的な課題曲といえます。
その限られた時間で受験者に求められるのは、「正確さ」「センス(個性)」。楽譜を忠実に読み取るということは一見当たり前のことに思えますが、弾き込んで曲に慣れたときが一番危険。いつのまにか楽譜と違うことを弾いていたりすることが多々あるので、定期的に楽譜をよく見直し原点に立ち戻る作業を忘れずに行うことが大切です。そして、大勢が同じ曲を演奏する中で自分のオリジナリティ(個性)を出してアピールすることも重要。多くの受験者の中で、あなたのセンスが光れば大成功。「試験」というよりも、ピアニストとしての自分を魅せる場という意識を持って演奏してみましょう。

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